導入事例インタビュー

目指すは全体最適
未知に挑む物流パートナーの条件とは?

オンサイト株式会社シニアマネージャー松尾 龍 様

この記事のPOINT

POINT-1
決め手はネクストエンジン連携と、複雑なオペレーションへの対応
POINT-2
試行錯誤を繰り返しながら、共に仕組みを作り上げた
POINT-3
双方の強みを生かし、今後も新しい価値を提供し続けたい

Web運営支援のプロ集団として、現在600社以上のクライアントを持つオンサイト株式会社様。Webサービスの運営受託と経営コンサルティングを中心に、ブランディングほか幅広いWeb×経営支援のサービスを提供し、クライアントには大手アパレルメーカーなども名を連ねます。同社が大切にしているのは、「クライアントの全体最適」。その挑戦のパートナーにオープンロジを選んでいただいた理由を、同社シニアマネージャーの松尾様・コンサルタントの安藤様にお伺いしました。

Webの専門家として、数多くの顧客を持つ同社

他社倉庫で問題続出、わずか3ヶ月でやむなく撤退

まず、貴社について教えてください。

2006年に創業し、もともとはシステムとマーケティングの領域から始まりました。3年前にEC支援・受託事業が立ち上がり、現在はクライアントの約半分がEC系のクライアントです。オープンロジは、EC運営受託サービスの物流の部分で利用しています。

私たちの強みは「一気通貫」と「全体最適」。クライアントのことを「部分」ではなく「全体最適」として一気通貫で考えられるので、クライアントの経営的な判断を担うことが多いことが特徴です。また、広告は広告代理店・制作は制作会社ではなく、全て弊社が窓口としてお引き受けしています。

オープンロジ導入前の物流は、どのようにされていましたか?

パートナー会社の倉庫を使っていました。しかし、その倉庫にはWMS(※)が導入されていなかったり、オペレーションの部分で問題が発生してしまい、事業としての安定性を保つためにしっかりした倉庫パートナーを探す必要を感じていました。

倉庫マネジメントシステム(Warehouse Management System)

具体的には、どんな問題がありましたか?

問題は山ほどありました。Jリーグのクラブチームグッズ販売をしていたので、タオルやユニフォームの柄や素材、背番号などの違いが細かく、在庫管理が複雑でした。
そしてそれらの在庫をWMSでなくExcelで管理していたので、棚卸しの際には在庫数が絶対に合わなかったですし、発送後の商品を追跡するのも大変でした。

毎月の棚卸しで在庫数が10点以上合わなかったり、誤配送を起こすというトラブルも多発していて、当時は社内のメンバーにも大きなストレス負荷がかかっていましたね。

確かに、背番号入りのユニフォームや微妙な柄違いのタオルは在庫管理が大変そうですね......。

そうなんです。しかも、こうしたオリジナルグッズの多くは受注数を元に生産されています。なので、1件間違うと確実に2人以上のお客様に影響が出てしまうんです。ある時は、全てのお客さんに誤った商品が届いていないかと連絡をしたこともありましたね。その時は約100件のお客様に、ひたすら電話をかけまくりました・・・。

WMS管理と倉庫内のオペレーションはとても重要ですね。

そうですね。倉庫のオペレーションにも不安があったため、実際に何度も倉庫を見に行きました。しかし倉庫内はロケーション管理(※)がされておらず、在庫は床に直置きされていましたし、倉庫の備品も散在していました。また、スタッフの教育が行き届いていない様子も見受けられたので、オペレーションが上手く回っていなかったようです。このような酷い状態が続き、数ヶ月後には繁忙期が迫っていたので、利用開始から3ヶ月程度でしたが倉庫を変えざるをえませんでした。もっとシステマチックな運用ができる倉庫を探し、メンバーのストレスを減らして繁忙期を迎えたかったのです。

その商品をどこに置くかを意図的に決定し、どこに置かれているかを把握すること

決め手はネクストエンジン連携と オペレーションへの対応

「私たちの要望を前向きに受け止め、柔軟・迅速に対応してくれました。」

オープンロジを導入した理由を教えてください。

導入の絶対条件は2つ、ネクストエンジン連携と、複雑なオペレーションへの対応です。その両方に対応可能だったのがオープンロジでした。大手物流会社にも相談しましたが、一度入庫した商品を背番号の圧着業者に送り、再度入庫するといったユニフォーム特有の複雑なオペレーションに対応ができないと断られてしまったんです。私たちが思い描いていた自動化についても、難しいと言われてしまいました。そんな時、受注パートナーからオープンロジを紹介してもらいました。

導入から運用開始までは、どの位かかりましたか?

複雑な案件だったと思うのですが、繁忙期まで時間がなかったこともあり、約1ヶ月という速さで対応していただきました。そのおかげで、なんとか繁忙期までに運用を開始できましたね。複雑なものを簡略化したいという私達の要望を前向きに捉えていただき、かなり無理をしてくださったのではないかと思います。

導入後のメリット

実際にオープンロジを導入して感じたメリットを教えてください。

メリット1. 柔軟・迅速な対応

オープンロジの皆さんは物流のプロフェッショナルです。倉庫の現場が回りやすいよう、システムを作るなどの調整をしてくれました。例えばユニフォームに圧着された文字列を読み込んでピッキング指示と連動するなどの様々なご提案をしてくださり、とても助かりました。またスピード感も非常に速く、大手物流倉庫ではできないスピード感で対応していただきました。

メリット2. システム化でトラブルが激減

以前の倉庫で起きていたような管理・配送のトラブルが、激減しました。ネクストエンジン連携もでき、システムの使い心地も良いです。また私たちもクライアントと商品設計や項目選択肢などを考える際、よりシステムに落とし込みやすくするにはどうしたら良いか意識するようになりました。

メリット3. マニュアル化で運用がスムーズになり、労力を削減

エラーやトラブルが発生した際の対応をマニュアル化し、対応に割いていた労力も削減できました。導入前はそもそも仕組み化がされていなかったため、エラーが発生しても担当者が属人的な対応をしてしまい、エラーを検知してマニュアル化するということすらできませんでした。しかし導入後は検知ができるようになりマニュアル化ができて助かっています。

とはいえ、新たなシステムを導入する際は、慣れるまで大変ではないですか?

最初は私たちも新しいオペレーションに慣れず、間違えたりしましたね。

ほかにも実は導入当初、予定していた商品登録と商品番号の付け方を実際にやってみて、上手くいかないことがありました。類似商品が多かったので「これは去年のユニフォーム?それとも今年の?」と、倉庫内で混乱してしまったんです。

こういったトラブル時も、オープンロジは「すぐにどうにかしましょう!」と一緒に考えてくれるスタンスで、とても心強かったですね。オペレーションをどう改善すれば上手くいくか、お互いに膝を突き合わせホワイトボードに書き出しながら相談した結果、現在は番号の付け方を改善してスムーズな運用になっています。

一緒に作り上げていく姿勢でオペレーションを構築できたことを光栄に思います。

はい。一緒に作り上げていくという部分では、お互いの社風もすごくマッチしていたと思います。アジャイル感というか、トライアンドエラーしながらスピード感を持って未知なことに一緒にチャレンジし、トラブルを共に乗り越えていってくれましたね。

顧客のために、 CRMから物流までの全体最適化に取り組む。

「今後も、パートナーとして共に様々な挑戦をしていきたい。」

今後、更なるオープンロジの活用としてどういった展開を考えていらっしゃいますか?

例えば受注システム会社様にもご協力いただいて、受注〜物流までを一気通貫で管理できるパッケージサービスを作れたらいいなと思っています。
あとは社内で使える基幹システムを作って、複数店舗の運営を1つのツールで管理できたら便利だなとも思っているので、ぜひご協力いただきたいです。

より便利なシステムの開発ということですね。

あとは、クライアントの倉庫にオープンロジのWMSだけを導入することができないかと考えています。

卸売業など法人向け販売のみをされていたクライアントは、大手企業であってもいざ個人向け販売に乗り出す際に経験不足でつまづくことがあります。
また私たちのクライアントにはメーカーが多く、既に持っていらっしゃる法人向けの倉庫をそのまま個人向けにも利用したいケースが非常に多いんです。このような導入であれば、クライアントにとっても、導入決定から運用までのスピードが短縮できますし、需要があると考えています。

そのほかの要望で最近多いものは何ですか?

最近は、CRMを気にされるクライアントが多いですね。特に、従来は自社サイトが中心で最近になって大手モールでの販売に注力し始めたクライアントから、同梱物やサンプルを入れたり、より緻密な戦略を打っていきたいというご要望を多くお受けします。

大手企業や成功しているクライアントほど、次の打ち手としてこうした個別カスタマイズのニーズが増えてきます。物流面でも、今後その部分によりスムーズな対応が求められるようになると思いますね。

最後に、今後の目標をお願いします。

私たちの直近の目標は、クライアント数を1,000社にすることです。その実現に向けて注目していることの1つが、外資系大手企業のクライアントですね。日本の倉庫やECのノウハウがないクライアントに対して、お手伝いができると思っています。

パートナーであるオープンロジとは、これから更に相互理解を深め、よりシステマチックな運営ができるようにしたいと考えています。運営の効率化を進化させることで、マーケティング施策などより売り上げに直結する部分に注力できますから。

あとは大手企業向けに、専用システムの構築やカスタマイズ・基幹システムとの繋ぎ込みといった物流コンサルティング的なビジネスも面白いと思っています。

今後もオープンロジと一緒に、クライアントの全体最適を考えていきたいですね。

インタビュー後記

大手企業をはじめ、数多くのクライアントを持つオンサイト様。Webの専門家である同社には幅広い業界の企業から相談が寄せられ、それに対応するオペレーションも様々です。複雑なオペレーションにも対応できる物流パートナーを求めていた同社には、下記3点をご評価いただきました。

1. 初めての取り組みやトラブルにも、柔軟・迅速に対応してくれる
2. 在庫管理や配送のトラブルが激減
3. 仕組み化でマニュアル作成ができ、エラー対応もスムーズに

同社の社名である「オンサイト」は、フリークライミング用語で「初めて目にする岩壁を落ちることなく登り切ること」を指し、「クライアントの成功="オンサイト"を支援したい」という意味が込められているそうです。クライアントのために強い思いで挑戦を続けるオンサイト様と共に、オープンロジも挑戦を続けてまいります。

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